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2009.05.25

なぜ? 『構造計算』が必要なのか…

国土交通大臣認定の『SE構法』は、ビルや架橋、大型建造物と同じように、人の安全を守る建物にはどのような力が加わり、どんな衝撃まで耐えることができるかを証明するために、全ての建物で『構造計算』を実施し、『性能報告書』を発行しています。

家を建てるすべての人に、家の安全性能がもっと分かりやすくて、もっと見えるものにしたい。
家のデザインや設備、インテリアではなく、『安全性能』という基準を明確にして、本当に良い家をもっと選びやすくしていきたいと考えているからです。

しかし、当社が『構造計算』が必要と考える理由は、それだけではありません。
その本当の理由とは…

過去の地震災害でそれまでに建てられた住宅が多数倒壊した事実は、木造住宅の安全性能に対する責任をどのように問いかけたのでしょうか?

新聞各紙は…
「老朽化した瓦葺きの2階建て木造住宅の被害が目立つ」
「倒壊した木造家屋の下敷きで多くの高齢者が犠牲となった」
「老朽化した瓦葺きの木造建築が崩れた」と古い木造住宅の被害について報じています。
また、同じ古い木造でも軽いトタン屋根の住宅は倒壊を免れたといった報道も見られました。

14年前、6,400人余もの犠牲者を出した阪神淡路大震災のときにも同様の総括がされており、古い木造住宅で、屋根が重く、1階に開口部の多い住宅の倒壊が多く見られました。
確かに、それは概ね間違っていない事実です。

しかし、その原因は? というと…
「家が古いから」
「屋根が重いから」
「開口部が多いから」というのは、実は間違いなのです。

では何が一番の問題なのでしょうか?

それは…

これまで2階建て木造住宅の97%以上が(実にほとんどが)、地震に対してきちんと科学的に評価することなく(構造計算されることなく)、供給されてきたことにあるのです。

そうです。
これまでも、そして現在も、2階建ての木造住宅については構造計算が義務付けられていないのです。
そう聞くと、「そんなはずないのでは。建築基準法の耐震基準というものがあるはず…」と思われるでしょう。

確かに、建築基準法では、木造住宅の事実上の耐震性の基準となっている『壁量規定』というものがあります。
しかし、これはあくまでも『耐震性の参考になるという程度のもので、厳密に科学的に耐震性を評価できるものではないのです。

はたして、その違いとは…
(つづく)



投稿者 鈴木

カテゴリー:[ SE構法ブログ ]

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