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2009.04.27

集成材は悪なのか!?~集成材の耐久性について

集成材に使われている接着材の
①耐久性について
②ホルムアルデヒド発散について
は、よく聞かれる点です。

特に耐久性については、大事な構造体に使われるものなので、心配されて当然です。


木部と同様に使用環境、条件に影響されますが、世界的に見ると、集成材の実績は、
約70年以上といわれています。

北米やヨーロッパでは集成材を用いた教会や体育館、工場が多くあります。
建物の実績としては、今から90年以上前の1916年頃建築されたスウェーデンのストックホルムの駅舎
があげられます。これは現在も使用されており、90年以上前の集成材とは感じられないほど、美しい建物として利用されているそうです。

日本では、1951年に日本林業協会の森林記念館が東京都内で建てられたのが最初で、
当時は現在ほど良質な接着剤がなく、家具等に使われるユリア樹脂接着剤を使用していたにもかかわらず、解体された集成材(独立行政法人 森林総合研究所保管)においては、60年近く経過した今日でも木材部分と接着層は全く健全なままだったという報告をN.C.Nから受けています。

防衛庁の掃海艇(機雷除去船)は、鋼材を使用できないことから、現在でも集成材フレームによる
木造船が使用されています。この掃海艇の更新は20年間と定められていますが、20年間使用された
集成材のフレームの強度実験をしたところ、全く接着層は健全であることが確認されました。

このように、接着剤と集成材の耐久性としては、90年程度の建築実績が証明されるわけですが、
集成材の施工精度がよいことも建物の耐久性に大きく関わってくると思います。
施工管理している立場から言わせていただくと、SE構法で使用されている集成材の精度のよさは在来工法のプレカット以上のものがあります。

気になる接着剤の種類ですが、1968年に竣工した皇居新宮殿の建築時に、木材の接着性・耐久性が徹底して研究され、木材の接着剤にはレゾルシノール系接着剤が一番優れていると評価されました。
接着剤のお話は、また次回とさせていただきます。



投稿者 鈴木

カテゴリー:[ SE構法ブログ ]

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